先月、2年連続の雨天中止となったおやじの会企画の『三国山オリエンテーリング』
卒園前に何とか年長組を連れて行きたかったので、昨日、ほし組・つき組を連れて三国山へ行ってきました。
天気予報は曇り。今ではすっかり『雨男』のレッテルを張られた園長が行くので、突然のにわか雨にでもあたらないかと心配しましたが、園長の汚名返上となるすばらしい秋晴れでした。
園バスで出発し15分程で現地到着。スタート地点となるトンカチ館前の広場に集合し8グループに分かれてリーダーを決めてもらい、注意事項を説明。
先生や運転手さんには、頂上や神社、分かれ道などのポイントに立ってもらい、子ども達だけで協力しあってゴールするように話しました。
急な下り坂や段差のある階段、山道脇の崖など、危険な場所もあるので、できるだけ慎重になってもらう為に、スタート前に
『危険な場所が結構あるから、勝手な行動したら道に迷って帰られなくなるぞ。熊も出てくるかもしれんから、グループで協力しながら行動するように。必ずグループ全員で生きて帰って来いよ!』
と、かなり脅しました。
効果がありすぎて、行きたくないと泣き出す女の子もいました。いつもなら、飛び出して走っていく男の子達も恐る恐る手をつないで歩き出しました。
最後の8グループ目がスタートしたので、少し様子を見に行こうと歩き出したら、後半の4グループ全員が血相を変えてこちらに走ってきました。まだスタートしたばかりなのに、何で帰ってくるんや?と思っていると、
園児達『クマが出た〜!園長先生〜、クマがおった〜〜!』
園長 (冗談のつもりで言ったのにほんとに出たのかな??
まさか、三国山でこの時期にそんなはずないわ。)
『大丈夫や!クマなんかおらんから早く行かんかい!』
園児達『ほんとにクマの声したんや!絶対、クマおる!もう行きたくない(泣)』
園長 (ほんとに出たんか?本当なら中止にしないかんな・・・)
『わかった。園長先生が今見に行くから』
園児達の方へ走って行くと、神社へ上がる道の分岐点で、園児が道を間違えないようにお手伝いとして立ってもらっていた前運転手のÅ木さんが
『ウォ〜〜、ウォ〜〜』
と、子ども達を怖がらせようと吠えていたのでした・・・。
子ども達はA木さんの場所まで行く前に、先の方で聞こえる鳴き声に震え上がって引き返してきたのです。
結局、それ以来泣き続けた数名の女の子は運転手のY日さんにしがみついたままずっと歩いてきたそうです(Y日さんご苦労様)。
すったもんだしながら頂上までたどり着き、祠で手を合わせ、記帳をして、頂上から広がる景色を背景にグループごとに記念写真をパシャ!
途中、落ち葉や木の実を拾いながら歩き、山道に慣れてくると、男どもがグループ行動を無視して徐々に単独行動を始める・・・。
ゴールした時にはほとんどのグループがバラバラ。なかなか思い通りには行かないもんだと園長ため息・・・。
しかし、ゴールする子ども達の顔が無事ついた安心感と達成感でとてもいい表情。出発時の不安な様子もどこへやら『すっごい楽しかった〜!』と、ニコニコ顔でゴールする子がほとんどでした。
予定の終了時刻を大幅に過ぎてしまいましたが、全員無事に園に帰ってこれました。
普段は先生や親など、常に子どもの周りには大人の存在があります。
子ども達が、誰にも頼らずに自分達で山道を散策しゴールを目指したことは、とても貴重な体験だったと思います。
子ども達には『自ら考え、行動できる力』をつけて、自立心を養ってほしいと願っています。
最近、保護者の方から、園児のお兄ちゃんが小学校へ行きたくないといって不安定な状態だと聞きました。その子は、在園中はわんぱくでクラスでもリーダーシップをとるような子だったので、はじめは信じられませんでした。
はっきりとした原因はまだ分からないようですが、その子自身のプライドもあり、全てをお母さんに話したくはないそうです。その気持ちは、私も分かる気がします。
子どもの時って、自分ではどうにもならないと分かっていても、感情をコントロールできず、わがままを言ったり周りに当たったりしてしまう時ってありますよね。どうしようもできない事と分かっているから、尚更言いたくない。
だから、原因を知る事よりもっと大事なことは、今のその状況を乗り越えられるだけの強さを、その子が兼ね備えているかということです。
そして、必ず乗り越えてくれると信じています。
人間形成の基礎となる幼児期にかかわる立場の私達幼稚園は、長い人生をしっかりと生きていけるだけの力を育てなければいけません。
今まで以上に、園児達にはいろんな体験をさせてあげ、『生きる力』をしっかりと育んでいきたいと思います。
※三国山から、話が 大きく 長〜くなりすぎてすいません。
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最高です!!
やっぱり、あなたは『カリスマ園長』なのですね。